「今の仕事に満足していますか?」
この質問に、あなたは何と答えますか?
ひょっとして、現状に少し不満があるのではないでしょうか?
こんな風に思ってはいませんか?
思い切って、日進月歩で進化するIT業界にチャレンジしてみるのはいかがでしょう。
未経験だから無理?そんなことはないんです!
この記事では、IT業界の概要から将来性、転職するメリット、そして未経験での転職に成功する秘訣をご紹介します。
目次
IT業界への転職のメリットを3つ紹介
今やITは我々の生活にとって必要不可欠な存在であり、ITを取り入れる企業は後を絶ちません。
IT人材へのニーズは増加する一方で人材不足は深刻化していますので、IT業界は売り手市場といえるでしょう。
では、IT業界へ転職するメリットを順番に見ていきましょう。
市場価値の高い専門スキルが付く
その会社でしか活かせない知識とは違い、プログラミングやITの知識やスキルは一度身に着けてしまえば他でも通用します。
これほどの成長市場ですから、専門スキルを身に着けたあなたは晴れて市場価値の高い人材の仲間入りを果たすわけです。
企業、個人ともに将来性がある業界
Fin Tech(フィンテック)という造語まで登場したように、銀行などのお堅い業界でさえITを取り入れ出しました。
コロナを皮切りに、介護現場でもICTツールの導入が急がれていますね。
裏を返せば、今やすべての産業でITは必要とされているのです。
これは、企業にとっても安定した需要と収益が見込めるということを意味します。
一方で、独立が多いことからもわかるように、ITスキルを身に着けた人材は独立しても困らず食べていくことができるのです。
給与水準が高い
業界に安定需要が見込めるため元々給与水準が高い上に、一定のスキルや経験があれば転職の際の条件交渉も比較的容易にできます。
IT業界では20~30代の若い層が活躍しているため、結果さえ出せれば昇給や出世も早い傾向があります。
最新のトレンドにアンテナを張りながら柔軟かつスピーディに取り組むことができれば、おのずと結果にも現れてくることでしょう。
実際、IT業界未経験の転職でも大丈夫なの?
では、「未経験だけどIT企業へ転職したい!」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
「どうせ専門知識やスキルがなければ難しい」と諦めていませんか?
実は、【未経験可】という求人が多い特徴があるのです!
35歳までならIT業界への転職は大丈夫!
結論として、あなたがまだ30代であればチャレンジする価値は大いにあります。
前述の通り、IT業界は売り手市場であり、その有効求人倍率は約5倍。
また、日々新しい技術や言語が開発されるこの業界では、人柄と本人の学ぶ意欲を基準に採用し、知識は入社後に身に着けていけばOK、という企業も多いのです。
独学やプログラミングスクールで知識を付けると面接や就職後に有利
とはいえ、自ら学ぼうとする意識は選考においても就職した後でも非常に大切です。
IT用語を解説している書籍やサイトも増えました。
また、本格的なプログラミング言語やコーディングの仕方などを教えてくれる無料の教育系動画サイトなどもありますね。
私はエンジニアではありませんが、IT企業に勤めており、ITの基礎知識がないと理解できないことも多いので、これらに良くお世話になっています。
独学では不安・・・という方は、プログラミングスクールを検討してみるのも良いでしょう。
伸びている市場だけあって、各社がこぞって割引キャンペーンなどを実施していますし、1か月単位の短期集中コースも多いですから、うまく活用すれば費用を抑えつつ学ぶことも可能ですよ。
会社内でプログラミング研修を実施している企業もある
また、自社で企業向けの開発を請け負っている企業は、独自の社内研修プログラムがある場合もあります。
採用ページにこういった記載がある会社を探して応募すれば、入社後に無料で知識を身に着けていけるので一石二鳥ですね。
私の勤める会社でも、未経験の方は入社時に外部研修を受ける期間が設けられており、その後も1年に一度、希望の研修を受けられる制度があります。
また、セミナー等への参加も積極的に募っています。
こうした研修制度を活かし、さらにOJTを通して実際の業務をこなしていけば、あっという間にIT人材の仲間入りです。
【重要】IT業界で成功するために絶対知っておくべきこと4選
未経験でも十分チャレンジできる業界であることはある程度おわかりいただけたと思います。
しかし、経験も知識も豊富な応募者が現れてしまったら未経験では到底太刀打ちできませんし、「応募すればどこかしら受かるだろう」という安易な考えは捨てるべきです。
ではどのような事に気を付ければ良いのでしょうか?
IT業界の簡単な用語の知識や、各職種の仕事内容を覚えておく
実は、一口にIT業界で働く、といっても職種が異なります。
思い浮かぶのはずっとパソコンに向かい何かを開発するシステムエンジニアやプログラマーかもしれませんが、もちろん営業職だってあります。
さらに、プロジェクトが健全、かつスケジュール通りに進んでいるかを管理するマネジメント職、Webマーケターやデータアナリストなど、マーケティング系の知識が必要なものなど多岐に渡ります。
こういった基本的な業界知識をはじめ、初歩的なIT用語など、いわゆる「さわり」部分の知識は必須です。
これらに加え、テックニュースなどで日本や世界における最新のITトレンド、新サービスにアンテナを張り巡らせておくと良いでしょう。
適切な職種を選択して応募し、就職する
IT系職種は以下の4つに分類されます。
- エンジニア職
システムエンジニアやプログラマーなど実際に開発を行う技術職 - 営業・コンサルタント職
自社で開発するサービスの法人営業や、ITコンサルタントとしてどういったサービスを導入すべきかをコンサルティングする、顧客折衝職 - マーケティング職
Webマーケターやデータアナリストなど、顧客に関する多様で膨大なデータを収集、分析、活用する職種 - マネジメント職
開発プロジェクトを円滑に進めるため、要員確保やスケジューリング、タスクや進捗管理を行うプロジェクトマネージャー
例えばあなたの前職が営業であるなら、いきなりシステムエンジニアやプログラマーに応募するのではなく、ITコンサルタント、セールスエンジニアなどの営業職がおすすめです。
前職の営業経験を活かしつつ、IT業界にチャレンジすることができます。
仕事内容を事前に明確に知っておくこと
忘れてはならないのが、「就業後にどのような業務に携わるのか?」をきちんと把握しておくこと。
IT業界にもいくつかの職種があることはお伝えした通りです。
自分が思ってもみない部署、ポジションに配属されてしまってはトラブルの元になりかねません。
こんなはずじゃなかった、と早期退職に繋げないためにも、具体的な業務内容や必要な知識、経験については事前にしっかり確認しましょう!
すぐ行動することが大事!
転職を考えているのであれば、「いつか」ではなく「今」行動すべきです。
20代であればある程度余裕をもっても良いでしょう。しかし、30代となるとそうはいきません。
職種を変える場合は経験値0からのスタートです。
年齢が上がれば上がるほど、知識やスキルの習得も難しくなっていきますし、企業から求められる期待値も大きくなってきます。
結婚、出産等のライフイベントも起こる年齢ですから、動けるうちに先手先手で行動していくのがベターです。
転職活動する際は、転職サイトやIT転職エージェントをうまく活用すると成功にグッと近づきますよ。
詳しく知りたい人は、おすすめのIT転職エージェント比較メソッドをご覧ください。
GEEKJOBなどのIT業界に特化した転職サイトや、マイナビIT AGENTなど未経験OKのもの、ビズリーチのようにキャリアアップやハイクラスを専門としたものなど、各社特徴が異なりますので、自分に合ったものを選んでくださいね。
【後悔しないために】注意しておくべきIT業界の特徴
メリットが圧倒的に多いIT業界ですが、もちろん注意しておきべき点もいくつかあります。入社してから後悔しても時すでに遅し。
次に挙げる特徴をしっかりと理解したうえで、それでもやっていけるのかどうかを判断しましょう。
残業などのハードワーク
IT業界は、職種にもよりますが一般的に残業が多いと言われています。
中でも、システムの設計を行うシステムエンジニアや、実際のシステムをプログラミングするプログラマーは残業時間も長い傾向があります。
クライアントと打ち合わせに始まり、仕様書作成、製作、レビュー、内部結合、外部結合、総合確認などのテストなどを客先指定納期でこなさなければならないため、かなりのハードスケジュールを強いられます。
一方で、ヘルプデスクや、保守専門のネットワークエンジニアは残業が少ないです。
理由としては、ヘルプデスク業務は企業が稼動する時間帯に問い合わせが入ることが主のため、日勤帯の業務が多いからです。
24時間稼動の場合でも交代制を採用している企業がほとんどで、引き継ぎさえ終われば帰宅できます。
また、ネットワークエンジニアの保守・監視業務は、24時間365日稼働している場合が多いです。
これだけITが普及している時代ですから、もしネットワークが止まってしまったら多くのシステムが同じく停止してしまいますよね。
その為、大前提としてシフト勤務が採用されています。
こちらもヘルプデスク同様、「自分がずっと対応しなければならない」といったことが起きないような体制になっています。
意外と地味な仕事が多い
華やかでかっこいい、専門職のようなイメージを持たれがちな業界ですが、システム構築に携わる方は意外と地味な仕事も多いです。
システム構築以外に、仕様書などのドキュメント作成も業務として発生します。
また、チームで動く部分ももちろんありますが、製作するのは個々なので、長いプロジェクトになればなるほどやりがいや達成感をどのように見出すかが難しくなります。
一人でコツコツと、毎日同じような作業の繰り返し・・・なんてこともよくあります。
短期間で終わるプロジェクトもあれば、1年以上かかるような大きなものもありますので、こういった地道な努力を続けられるか、うまく要所要所にやりがいを見出せるか、がIT業界で働く上では重要な要素といえるでしょう。
会社でも業界全体でも変化が激しい
IT業界は日進月歩の世界ですから、1年前の常識がすぐに時代遅れになり得ます。
半年前に製作したばかりのプログラムでもう改修が必要に・・・なんてことも日常茶飯。
情報や知識のアップデートを行い、ITリテラシーを高め続けていくことが必要なわけですね。
入社したら終わり、ではなく学び続けていく姿勢が大切です。
こういった変化や勉強を楽しめる人にとっては向いているでしょう。
逆にこれが嫌な人にとってはデメリットになります。
【2021年最新】IT転職のメリットと未経験のIT転職|まとめ
今回の記事では、IT業界の概要と転職するメリット、そして未経験からの転職は可能なのか?を紹介してきました。
テクノロジーの進化は止まることを知らず、その成長スピードは目を見張るものがあります。
私たちの日々の生活に必要不可欠な存在となりつつあるため、難しいからと言って避けては通れなくなりました。
その業界に身を置くという選択は、必ずやあなたの強みとなることでしょう。
「IT業界」と一口に言っても、数種類の職種があることはお伝えした通りです。
求人数も非常に多く、未経験だからという理由で諦める必要はありません。
あなたのこれまでの経験、スキルからチャレンジできるポジションがきっとあるはずです!
これだけ将来性があり、パソコンさえあればどこでも仕事ができる点も大きな魅力ですね。
現職では将来が心配、キャリアチェンジを考えている、コツコツした仕事が向いている・・・
ひとつでも当てはまったそこのあなた!この機会に一歩踏み出して、IT業界を目指してみてはいかがでしょうか。