ゆうきくん
えいじくん
こんな風に思ってはいませんか?
20代の女性の転職は、いずれ訪れるであろうライフイベント(結婚・出産)を見据えて計画的に行うべきです。
結婚や出産により仕事を辞めてしまうとキャリアも途絶えてしまい、その後復帰したいと思っても独身時代のようには簡単にいかないからです。
そこで今回は、24歳で新卒の会社を退職、OAスキル0からベンチャー企業(事務職)へ転職した経験のある私が、20代女性が転職を成功させるために知っておくべきこと、企業を選ぶ際に気を付けるべきことをご紹介します。
これさえ抑えればきっとあなたの転職はうまくいくでしょう。
目次
20代女性が正社員として転職を成功させるために必要な4つのこと
結論から申し上げますと、20代での転職は成功しやすいです。
たとえあなたが20代前半であっても、後半であってもです。
しかし、入れればどこの企業でもいい、というわけではありませんよね。
転職するからには自分の希望を叶えられたり、ずっと続けられる企業を見つけたいはずです。
では、どのような点に気を付けたら良いのでしょうか?
仕事内容のみではなく、福利厚生が充実しているかを確認する
自分がその業務を行うのですから、仕事の内容はもちろん大切ですが、それと同じくらい重要なのが福利厚生です。
実は福利厚生には2種類あります。『法定福利厚生』と『法定外福利厚生』の2つです。
法定福利厚生は、企業が費用を負担し従業員に提供しなければならない、と法律により定められているもので、社会保険(雇用保険、健康保険、介護保険、労災保険、厚生年金保険)と子ども・子育て拠出金が該当します。
一方、企業独自で追加しているものを法定外福利厚生と呼んでいます。
例えば住宅手当、家族手当、企業型確定拠出年金などお金が絡むものや、誕生日休暇、社内イベント、自己啓発支援制度、スポーツクラブの利用割引、社食など、実に様々です。
昨今、ユニークな法定外福利厚生を導入する企業も増えています。ぜひ、あなたにとって有益なものを提供してくれる企業を見つけてください。
男女比を確認する
職場全体の比率はもちろんですが、募集部署の女性社員の人数も要チェック!
女性社員が多いと女性特有の悩みを相談しやすかったり、休日や残業などの面でもホワイトである可能性が高いため、結果働きやすさに繋がります。
また、産休や育休の取得についても前例があるか確認しましょう。子育てをしながら働くママさん社員が多ければ、育休復帰後の受け入れ態勢やサポートが整っている企業である可能性が高いです。
恋愛関係、結婚なども仕事に影響が出ないかを確認する
一昔前は『女性の結婚=寿退職』という概念も一般的でしたが、そのような時代はもう終わりつつあります。
今は専業主婦という選択をする女性はむしろほとんどおらず、男性も「女性にはずっと働き続けてほしい」と思っているようです。
そのため、恋愛や結婚によってキャリア形成が制限されるようなことがあっては本末転倒です。
職場結婚のカップルがずっと働き続けていたり、結婚を機に寿退社する社員の有無などもリサーチして、末永く腰を据えて働ける会社かどうかを見極めると良いでしょう。
【重要】実際にその企業で働いている、女性社員に話を聞く
福利厚生などの情報は採用ページに載っていますが、内部の事情となるとそうはいきません。
そこで一番確実なのはズバリ実際に働いている女性社員に聞く、です。
学生がするイメージのいわゆるOB訪問ですが、中途で行っても問題ありません。
リアルな情報を入手できれば入社への貴重な判断材料となります。
「入ってみたらイメージと違った」といったミスマッチを防ぐためにも、情報収集活動にはより一層重きを置いて取り組んでみてください。
20代女性の転職で後悔・失敗してしまった3つの例
さて、転職を成功させるために必要なことを4つ、みてきました。
しかしながら、この年代では初めての転職である場合が多いため、注意せねばならない点も多々あります。
また、結婚を意識する年代でもありますので、女性ならではの事情なども絡んできます。
後から「失敗した!」と後悔しないためにも、よくある失敗事例も併せてチェックしておきましょう。
企業の面接から仕事に全力投球すると言ってしまった
スキルも経験値も浅い第二新卒として転職活動をしていたA美さん。
何としてでも意欲があることをアピールせねば!と意気込むあまり、面接で「仕事に全力投球します!!」と言ってしまいました。
晴れて採用されたものの、配属先はタフさが要求される新規顧客開拓の営業職。
本当は内勤を希望していたA子さんですが、採用見送りになるのを恐れ自分の希望がきちんと伝えられないまま就職してしまったのです。
転職は自分の希望を叶えてステップアップする為の手段です。
不採用を恐れて自分を偽ったままでは、良い転職とは言えませんね。
結婚目的で男性が多い職場を選んでしまった
20代のうちにどうしても結婚したいB子さん。
「どうせ転職するなら結婚相手探しも兼ねて男性が多い職場にしよう」
と、男性社員の多い職場の事務職に転職しました。
しかし、実際に働いてみると事務職の傍ら大きな荷物の荷受けや現場作業の補佐を担うこともあり、想像以上に体を動かす仕事だったのです。
また、恋愛の話題は数少ない女性社員の間で瞬く間に噂になってしまいます。
職場関係が気まずくなるが故、社内恋愛は暗黙のルールで禁止になっており、将来のパートナーを見つけるどころか、恋愛をすることすらはばかられてしまいました。
安易な気持ちで転職してしまうと、仕事内容もプライベートもイマイチ・・・という結果に繋がってしまうでしょう。
転職について誰にも相談しないで決めてしまった
今の職場に不満があり、いつかは転職をと考えていたC子さん。
責任感が人一倍強く、人に頼ることが苦手な性格です。
こういった性格からか、「自分のことは自分で決めないと」と、周りの人にアドバイスを求めるようなことはあまりありません。
そんな折、仕事で大きなミスをしてしまい、同僚に迷惑をかけてしまいます。
もちろん上司からも厳しく指導されました。
そこで、自責の念から誰にも相談することなく辞める決意をしてしまいました。
転職は勢いでするものではありません。
男性に比べて女性は特に、
一人で抱え込んで誰にも相談しない。
周囲との関係性を気にするがあまり自分の意見を口にしないで合わせてしまう。
といった傾向が強いです。
転職は家族や友人、また、後述する転職エージェントなどの専門家に相談し、計画的に行動に移すべきです。
【実例】実際に、20代の女性の転職で成功した例を2つ紹介!
どうでしょうか?転職が少し具体的になってきましたか?
では、ここからは私の実体験をお話ししたいと思います。
簡単に自己紹介させていただきますと、筆者は
・30歳独身女性
・第二新卒として24歳の時に初めての転職を経験
・これまでの転職経験:3回(大手・ベンチャー・中小企業就業経験あり)
大雑把に言うとこんな人です。
30歳にしては人生経験豊富な部類に入ると思うので、ぜひもう少しお付き合いください!
新卒で有名企業に入社後、2年未満で退職、その後自分に合ったベンチャー企業で活躍
就活氷河期と呼ばれる時代を何とか乗り越えてやっと内定を頂いた、誰もが聞いたことのある有名企業ですが、2年経たずして辞めました。
社会人1年目はやる気に満ちていたのですが、社会(会社)とは理不尽なもので、『どうしようもできないこと』というのがあるんですよね。
2年目になると、その辺が何となくわかってきて、同期も少しずつ新たな道を歩み去っていきました。
そしてついに私も転職を決意!
転職サイトやエージェントも利用しました。
私が登録したのは女性に人気の職種の求人が豊富の女の転職typeと、
求人数No.1で手厚いサポートが魅力のリクルートエージェントでした。
初めての転職ならエージェントを利用してプロから意見をもらうことをおすすめします。自分に合いそうな求人をたくさん紹介してもらえますし、職務経歴書の添削もしてくれます。
しかし私の場合焦らず転職活動をしたかったため、エージェントのスピード感と馬が合わず、女の転職type経由で自分で見つけた求人に応募しました。
事務職未経験でしたが、設立3年のベンチャー企業にオファーを頂き、これまでの退屈な日常とは打って変わって刺激的な経験をさせてもらえました。
ベンチャーということもあり社長が同じ部屋におり、ランチをしたり業務後も全員で飲みに行ったりと、アットホームさを求めていた私にとっては業務もプライベートでも充実した時間を過ごす転職ができたと思っています。
自分一人で抱え込まないで、周りの人に相談。紹介予定派遣での転職から正社員登用に成功!
26歳の時、体調を崩し2社目を辞め、休養もかねて地元に戻ることになりました。
しかし、東京のように山ほど求人がある地域ではないので、いざ就職活動をしてみると希望に見合う求人がなかなか見つかりませんでした。
そんな時、前職の同僚のコネで派遣会社に登録するご縁を頂き、紹介予定派遣という制度を利用して2ヶ月後には正社員登用していただけました。
★紹介予定派遣って何?という方はこちらの記事をご参照ください。
参考:マンパワーグループ:正社員応募との違い。紹介予定派遣で働くメリットとは?
私も最初は「派遣なんて」というステレオタイプがありました。
でも実際は企業へ聞きにくいことを代わりに派遣会社の方が確認してくれたり、毎月面談に来てくれたり、こういった正社員登用の制度もあったりして、実に素晴らしいシステムだと感じました。
一人で悩んでいたら選択肢にあがらなかったかもしれません。
転職で迷ったり悩んだ時は、まず周りの人に相談してみてください。
きっと良い方向に転じていきます。
女性におすすめの転職エージェント4選!
エージェントには強み(得意分野)もあればもちろん弱みもあります。
また、対人ですから担当者との相性も大切ですよね。
エージェントは複数利用しても全く問題ないです。むしろ、プロならではの視点からあなたに合う企業や職種を紹介してもらえるので、自分では想像もしなかった企業に出会える可能性もありますよ。
女性の転職におすすめのエージェントを4社ご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
doda転職エージェント
doda転職エージェントの特徴
・業界2位の求人数(約10万件)
・大手~ベンチャー、外資、地方求人、非公開求人など幅広く保有
・サポートが事務的でなく一人ひとりにあった求人を紹介してくれる
・転職フェアやイベントを頻繁に開催
都心ではなく地方在住の方、具体的な希望が決まっておらず幅広く紹介してもらいたい方、転職フェアを利用したい方におすすめです。
パソナキャリア
パソナキャリアの特徴
・業界5位の求人数(約5万件)
・転職が初めて、第二新卒で転職を迷っている20~30代に特におすすめ
・パソナグループとして女性活躍推進を掲げており、『女性の転職ならパソナ』と言われるほど好評
dodaより女性に焦点を当てつつも、幅広い求人を見てみたい人におすすめです。
type女性の転職エージェント
type女性の転職エージェントの特徴
・サポートエリアは1都3県限定
・女性ならではの悩み、希望を熟知し、共感してくれる女性キャリアアドバイザーが豊富
・福利厚生や休日、残業ナシ、育児と両立など、働く女性が重視する条件の求人を多く保有
家事や育児との両立、残業時間の制限、手厚い福利厚生など、『女性の働きやすさ』にとことんこだわって探したい人におすすめです。
JACリクルートメント
JACリクルートメントの特徴
・外資系転職エージェント。外資系やグローバル企業実績No.1
・ハイキャリア求人数が圧倒的に多い
・対応がビジネスライク、合理的なサポートのみ
・高学歴、ハイスキル、キャリア志向の高い人におすすめ
サポートはいいからとにかくハイキャリアな求人を紹介してほしい、語学を活かしたい、年収をアップさせたい、などバリバリのキャリア志向の人におすすめです。
まとめ ~20代女性が転職を成功させるために知っておくべき事とは?【2021年】~
終身雇用制度は終わりを迎え、今や転職を経験したことがない人の方が珍しくなってきました。
自分の身は自分で守り、自分の働きやすさも自分で追及する時代です。
しかし、お伝えしたように転職は計画的に行うことが大切です。
・自分はどんなことがしたい、できるのか?
・将来どうなっていきたいのか?
・そのためにはどうすべきなのか?
・それを行動に移すべき時はいつなのか?
こういったキャリアの棚卸や自己分析ができていないと、転職してどうなりたいのかが明確でないため、また同じ失敗を繰り返してしまいます。
女性ならではの観点、ライフイベント、そしてキャリア形成。
これらをしっかりと考え、自分にとってベストなタイミングで、ベストな選択ができるよう行動していきましょう。
躓いた時には周囲に相談することもお忘れなく。
あなたの転職が有意義なものとなるよう、影ながら応援しています。